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頚動脈エコーのお話

「脳や心臓の血管病を予防するにはどうしたら良いのでしょうか?」

頚動脈エコー検査は、血管(動脈)の老化度を知り、将来の脳卒中、心筋梗塞などの発症を予測し得る有意義な検査法です。

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全般的な血管の老化

全般的な血管の老化
・・・総頚動脈の血管壁の厚みの平均値で判定(mean-IMT、正常は1.1mm以内)

全体的な血管年齢(血管の老化度)を反映し、ある程度、年令とともに起こる生理的な変化ですが、糖尿病や脂質代謝異常のある方では、1.1mmを超えて進行することがよくあり、末端臓器の血流障害を来すことになります。具体的には、脳動脈硬化症(脳血管性認知症など)、慢性心疾患(うっ血性心不全)や慢性腎臓病(腎硬化症など)に繋がる原因となります。最近よく言われる血管年齢(脈波伝搬速度と言って、手足の血圧測定から判定される血管の硬さの指標)とよく相関するものだと思われます。

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部分的に先行する動脈硬化

部分的に先行する動脈硬化
・・・頚動脈の血管壁で、最大に厚くなっている部位で判定(max-IMT、正常は1.1mm以内)

動脈血管のある場所が特に細くなり、その先の血流が悪くなる状態です。心臓の血管でこの変化が進むと狭心症や心筋梗塞、脳の血管では脳梗塞、足の血管では閉塞性動脈硬化症になります。いずれも突然倒れたり、生活が一変する重大な病気であり、病状の進行を早めに知り、発症を予防することがなによりも大切です。

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動脈硬化のメカニズム

動脈血管には最も内側に内皮細胞という一層の細胞膜構造があります。この細胞層は、血管壁を守る重要なバリア的働きをしています。ところが、血圧が高い状態が続くと、この内皮皮胞が傷つき、機能が低下します。殊に悪玉(LDL)コレステロールが高い状態ですと、図に示しますように血管壁内に侵入してくることを許してしまい、脂肪の固まりを形成してしまいます。糖尿病があると、このコレステロールがさらに悪玉化(酸化LDL)してしまい、血管壁のなかで強い炎症を起こし、ふくれ上がり、内皮層を破壊してしまうのです。こうなりますと、その大きな傷口にかさ蓋(血栓)が付着し、血管がさらに細くなったり、そのかさ蓋が剥がれて脳に飛んでいくと、いきなり脳梗塞を発症したりするのです。

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max-IMTと心臓血管狭窄性病変との関連

これは糖尿病の方を対象としたものですが、横軸は頚動脈エコーで観察した血管壁厚の最大値を示します。2.5mmを超えると、冠動脈狭窄率(心臓の栄養血管の狭くなる率)が半数以上で50%を超えていたというデータです。これは狭心症や心筋梗塞のリスクが高まっていることを意味します。

このようにご自身の血管の様子、老化度を知ることが血管病予防の第一歩です。
まずは当クリニックにお気軽にご相談下さい。

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